レバレッジって、分かるようでちゃんと分かってなかったりしますよね。
そんななかなかに難しい言葉ではありますが、私レノがチャチャっと分かりやすく解説しちゃいます!!
一応知ってるよって方もぜひ理解を深めるために読んでみてください!!

これでもうレバレッジが怖くない!
【トレードにおける実際のレバレッジはちょっと違う?本当に意味のあるレバレッジの知識】
一般的な意味でのレバレッジ
FXとか関係なく、そもそもレバレッジとはどういう意味なのか?
ということで、みんな大好きWikipediaを見てみるとこんなふうに書いてありました。
レバレッジ(英語: leverage)とは、経済活動において、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。
「レバレッジ」Wikipedia 2021/11/7取得
う〜ん…これだけではイマイチ分かりませんね…
続きの文章も見てみます!
原義は「てこ(レバー、lever)の作用」。レヴァレッジ、リバレッジなどカナ表記はいくつかある。レバレッジ効果、レバレッジ率などとも。ギアリング(gearing、歯車によるトルク増大)と呼ぶこともあるが趣旨は同じである。力が無条件に増幅されるてこや歯車に例えられるが、後述の通り商取引の用語では損失も増幅される。
「レバレッジ」Wikipedia 2021/11/7取得
もともとレバレッジ(reverage)は、英語で「てこの原理」という意味なんですね。
「てこ」と聞いて、何となくイメージがつきそうです。
これらの文章を合わせて解読すると、
他人のお金を使うことで、てこの原理のように自分の力(お金)が小さくても、大きな作用(利益)を得られるようにする
というのがレバレッジの一般的な意味ということですね!
FXにおけるレバレッジとは?
続いてFXにおけるレバレッジとはどういう意味何でしょうか??
FXの取引をするためには、証拠金という担保に入れるお金が必要です。
この証拠金を自分のFX口座に入れておくことでトレードができます。
この証拠金が小さな金額でも、その何倍ものお金を持っているものとして取引し、大きな利益を得られるようにできるというのがレバレッジです!
これがまさに、FXが少額からでも始められるという理由なんです。
【証拠金とは?】
日本のFX会社のレバレッジ上限
日本のFX会社では、レバレッジが1倍から最大で25倍にまですることができます。
レバレッジは高ければ高いほど、大きな利益を得ることができます。
しかし、リターンが大きい反面、リスクもそれだけ大きくなり、失敗した時の損失も多くなります。
なので、日本では金融庁が、最大25倍までと規制をかけることで、大失敗して一発で破産してしまうなんてことにならないようにしているんですね。
【金融庁はFXのレバレッジ上限を25→10倍に引き下げようとしている!?】
ちなみに、海外のFX会社は、国によってレバレッジを無制限にかけられるところもあるみたいです。
慣れてきたら海外FXもアリなのかもしれませんが、とりあえず余裕ができるまでは国内のFX会社で十分です。
【海外FX】
レバレッジの計算方法
レバレッジは、以下の計算式で求めることができます。
(レバレッジ) = (為替レート) × (取引数量) × 1/(有効証拠金)
為替レートは刻々と動き続けます。
ある時は1ドル=100円だったり、またある時は1ドル=90円だったりします。
従って、ポジションを持っていれば、何もしてなくてもレバレッジは変化するというわけですね。
また、取引数量の単位は(Lot)で、自分で売買する量を調節することができます。
【Lotについて】
【有効証拠金とは?】
いちいち計算なんてできないよ!と思いましたよね??
大丈夫です!!つど計算しなくても、大体は勝手に計算されてトレード画面の上の方に出ているので、チラッと見て確認するだけです。
チラッと見てレバレッジがかかりすぎてるなと思ったら、少し取引数量(Lot)を減らしてみたりすればOKです!
レバレッジの例
以下の条件で考えてみました。
- 有効証拠金10万円
- 1ドル=100円のときに買って(ロング)、1ドル=110円のときに決済
レバレッジ1倍のとき
レバレッジ1倍のときは、特に何も変わらないので、普通に計算するだけです。

1ドル=100円のとき、証拠金分の10万円でトレードができます。
つまり、1,000ドル(10万円 ÷ 100円)分だけ買うことができました。

そして、1ドル=110円になったときには、11万円(1,000ドル × 110円)を持っていることになるので、決済すると差額分の1万円(11万 – 10万)の利益になります。
レバレッジ10倍のとき

レバレッジ25倍のときは、1ドル=100円のとき、10万円の証拠金で100万円(10万円×10倍)分のトレードができます。
つまり、1万ドル(100万円 ÷ 100円)分だけ買うことができました。

そして、1ドル=110円になったときには、110万円(1万ドル × 110円)を持っていることになるので、決済すると差額分の10万円(110万円 – 100万円)の利益になります。
レバレッジのメリット・デメリット
レバレッジと聞くと、レバレッジはかけない方がいいと言う人もいますが、レバレッジも使い方次第です。使い方次第では、上手に資金管理を行うことができ、良い結果に結びつけることができます。
メリット
- 必要となる有効証拠金は少額でいい
- 効率的に資金を増やせる
レバレッジのメリットはなんと言っても元手の資金がそこまで多くなくてもいいことです。
そのおかげで、FX口座内に入れておく資金を抑えて、自由に使えるお金や証拠金が危なくなった時のための余剰資金に回すことができます。
デメリット
- リスクも同じだけ大きくなる
- 余裕のある証拠金が必要
一方で、リターンが大きい分、リスクも大きくなります。
元手となる有効証拠金に対して、為替レートの変動によって損益も大きく動くため、その際の含み損に耐えられるだけの証拠金をFX口座に入金しておく必要があります。
まとめ
レバレッジについてちゃんと理解できたでしょうか!?
理論的な理解としてはこれで十分ですが、実際にトレードしていく中で理解するべきレバレッジはもうちょっと違うものだったりします。
ぜひ、レバレッジに関する別の記事もご覧になって、実際の取引に備えてください!!
【トレードにおける実際のレバレッジはちょっと違う?本当に意味のあるレバレッジの知識】
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